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なぜ、クラファン企画者は支援者を大切にしないのか

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「高校を休学して世界一周するために、支援を集めているんです!」

彼は目をキラキラさせて私に言った。

夏休みが始まる少し前の、7月のことだった。

「インターネットでも支援は集められるけれど、僕は人とのつながりを大切にしたいので直接。そして支援額によって区別したくないので、一律で1人1000円いただいています。

リターンとしては、毎月の近況報告と帰国後のレポート。レポートに関してはひとりひとりに直接届けるつもりです。」

 

講演会後の交流会で高校2年生の彼は力強くこう言い、私は

「1000円ならいいか。」

と、気軽に支援してしまった。

そして私の支援をきっかけにその場にいた大勢の人が彼に支援をし、中には手持ちが無いからとお金を借りてまで支援した人もいた。

裏切られることを知らなかった私は、彼に支援するために出来た列を見て、

「いいことをしたな。」

とまで思っていた。

 

 

「先日は支援していただき 本当にありがとうございました!

7月分の近況報告です。 暇な時にでも読んでくれると嬉しいです!」

8月2日に彼から最初の近況報告が送られてきた。

pdfファイル7枚分に、現在の支援者数、7月に行った活動、今後の予定 が写真付きで詳しく書いてあり、素直に、

「とても頑張っているな。支援してよかった。」

と感心した。 

しかしその後2ヶ月、彼から近況報告が送られてくることはなかった。

 

 

そんな10月のある日、彼がTwitterで、

「YouTube 始めます!

(中略)

しゃ!やれることは全部やろう 」

とつぶやいているのを見て、目を疑った。

彼がやらないといけないことは、支援者に近況報告を送ることではないのか。

こればかりは納得がいかなかったので、彼に連絡をした。

 

10月4日

「近況報告どうなってるんー?」

 

「すいません、 近況報告 今作り中です。 来週には送れると思います!

先月近況が送れなかった理由などはその時の近況報告でまた書きます。

本当にすいません。」

 

来週には送れること、先月近況報告が送れなかった理由もそこに書くとのことだったので、しばらく待つことにした。

 

しかし、また2ヶ月彼から近況報告が来ることは無かった。

 

 

10月終わりに彼は、優勝商品が世界一周航空券のプレゼンコンテストに参加していた。

応援者からの投票を集めるweb審査中に、彼は応援者のつぶやきをリツイートしながら、

「票数を求めることよりも

どれだけ応援してくれてる人を

大切にできるかだ」

と言っていた。

 

約束していた毎月の近況報告を送らず、来週には送れるという約束も破っている人間の発言ではない。

私は彼に投票するのを辞め、Twitterのフォローをはずした。

 

 

肌寒くなってきた12月、ふとしたきっかけで彼のことを思い出し、いまだに送られてきていない近況報告について彼に聞いた。

 

12月4日

「近況報告どうー?」

12月6日

「近況本当にすいません!! 全然余裕なくて…。。」

 

正直、意味が分からなかった。

『毎月の近況報告を送る』というリターンで資金を集めている彼が、近況報告を送るよりも大切なことがあるのか。

彼は支援者のことをどう思っているのか。

金さえもらえれば、後はどうでもいいのか。

 

支援者数を聞くと、12月の時点で250人。

高校生の彼は、250人もの人を騙し25万円集めたのだ。

 

 

12月14日

「これからは支援してくれたみんなに感謝を示すとともに、

月1で近況報告をしっかりと続けていきます!

本当にすいませんでした。」

このメッセージを添えて、4ヶ月ぶりに彼から近況報告が届いた。

 

しかしpages形式で送られてきたため、僕のiPhoneでは見ることが出来なかった。

彼からのメッセージの30分後に見られないことを伝えたのだが、1日経っても、2日経っても既読にもならない。

そしてついに年を越して、僕が次に連絡する2月19日まで、そのメッセージが読まれることはなかった。

 

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2ヶ月以上メッセージを未読無視された私は、完全に彼への興味を失った。

彼が講演会に呼ばれて話していても気にならないし、

彼がラジオに出ていても知らないし、

彼がプレゼンコンテストで優勝しても関係ない。

 

「1000円なんて1時間バイトすれば稼げるし、居酒屋で注文するビールを2杯我慢すればいいだけ。

気にしないでおこう。」

 

この状態は彼にとってかなり損だと思う。

本来なら私は、

彼の講演会があれば、会場の近くに住んでいる友達に宣伝するし、

ラジオに出ていたら聞いて感想をつぶやくし、

プレゼンコンテストがあれば聞きに行って、投票するのに。

そのチャンスを自ら手放してる。

 

もし友達が彼に興味を持っていても、私は彼のことを

『金さえもらえれば、後は約束を破りメッセージも読まない薄情者』

と表現するし、

「間違っても支援なんてしたらだめ。」

と説得するだろう。

 

 ◆

 

2月19日、2ヶ月前に送ったメッセージはまだ未読のままだった。

「支援1000人集まりそう?」

 

2月21日

「集まりそうです!!!

今は600人ほどです!」

 

600人から60万円を騙し取っていた。

 

さすがにこれはひどすぎると思ったので、最初に約束した近況報告は最低限守ってほしいことなどを伝えると、驚きの言い訳をされた。

一つ目は支援者が増えたこと。

僕はリアルクラウドファンディングのリターンである、毎月の近況報告を舐めすぎていました。

LINEのシステム上 一斉送信ができないこと。そしてLINEを1日に送信できる容量には上限があること。

この2つのことを知らず、支援者が増えたことで毎月 近況報告を送ることの大変さを思い知りました。

2つ目は色んな人に相談したことです。

一つ目の理由の説明もしつつ、色んな人(支援者)に近況報告が送れていないことを相談しました。 Twitterやブログで自分の状況を発信しているんだから近況の報告はしなくてもいい。と言われました。

僕はこの意見に対し、確かになと納得しました。 現在はLINE@を作ろうと考えています。

ですが、全員をそこに移行できないため中途半端になってしまうのではないかと不安が残っています。

①LINEでひとりひとりに送るのが大変だから。

②色んな人に相談したら、Twitterやブログで発信してるから大丈夫だと言われたから。

これに対して、私の意見はこう。

「ブログをしているから、近況報告はしなくていい。」

100歩譲ってこの結論になったとしても、それを支援者に伝えなければ、僕たちは分からないので、教えて欲しかったです。

LINE@もいいと思うけど、支援者限定FacebookグループやLINEグループを作って、そこに近況報告を投げれば、みんなに伝わるよね。

もしくは、合言葉は支援者だけに共有しておいて、限定公開で近況報告をする。 とか色々手はあると思う。

その結論にたどり着かなかったのはしょうがないとして、元々約束していた毎月の近況報告を出来ない理由にはならないなと思います。

私が求めているのは「月1の近況報告」というか、「初めに提示したリターンを守ること」なので、それが個人LINEで送られてこようが、Facebookグループで流れてこようが関係無い。

結果的に私に届いていればいいのだから。

フィードバックなど本当にありがとうございます!

参考にさせていただきます!

(中略)

近況報告についてはもう少し考えます。

 

それでも彼は送らなかった。

私は返事をするのをやめた。

 

 

3月14日

「polcaはじめました!

応援していただける方、支援していただける方、polcaで少額からの支援をよろしくお願いします!!」

※polcaとは無審査で始められるクラウドファウンディングのことで、300円からの少額から支援を募ることができるサービス。

polcaのプロジェクトを見てみると、

【高校生で世界一周する!!】日にちが迫り支援していただける方全員と直接会うことが難しくなりました。それでも支援者になっていただける方よろしくお願いします!!

1口300円

リターン:世界のどこかからお礼のビデオメッセージを送ります。

彼は資金集めをするときの常套句はこうだ。

 「インターネットでも支援は集められるけれど、僕は人とのつながりを大切にしたいので直接。そして支援額によって区別したくないので、一律で1人1000円いただいています。

リターンとしては、毎月の近況報告と帰国後のレポート。レポートに関してはひとりひとりに直接届けるつもりです。」

支援者さんはこの言葉を聞いて支援したはず。

このpolcaは、インターネットを通じて300円で支援を募っている。

言っていることへの責任も一貫した理念も無いんだなと思うし、なんで他の支援者は疑問に思わないのか意味が分からない。

polcaに関しての彼の意見はこちら。

polcaは練習のために始めました。

僕は世界一周中にもポルカを立ちあげようと思っています。

例えばタイで立ちあげるとしたら 先着5人、一口300円 リターンは食べてほしい食べ物(場所も〇)を指定できて、そのレビューのブログを書く。

タイで食べた5個の食べ物のレビューを書いたブログができます。

このポルカをすることの 1番のメリットは「需要が生まれること」です。

いろんな世界一周中の人のブログを見た時、需要が少ないなと感じました。

ただ自分の旅の日記をまとめても相当自分に興味を持ってくれていない限りどうでもよくなります。

だから需要が少ないんだなと思いました。

このポルカをすることで 需要を生み出すことが出来ます。 そして人を巻き込むこともできます。

その練習として、ポルカがどうゆうものかを知るために今回のポルカは始めました。

今回集めた資金は世界一周の資金には含めていません。

帰ってきてからのために使います。

 全く意味が分からないのは置いておいて、まとめると

・世界一周中にもpolcaでお金を集める。

・今回の資金は帰って来てからのために使う。

polcaの文章には全くその旨が書いてない。

しかも「世界一周中にもpolcaでお金を集める」なら、「100万円の低予算での世界一周」は嘘になる。

本当に嘘ばっかり。。。 

 

その流れで、近況報告をどうするかについて聞くと、

近況報告が本当に必要なのかに疑問を感じていること、全員分の連絡先を持っていないこと、メーリングリストを一度無くしてしまったこと、ほとんどの方がリターンを買っていなかったこと、だからこそ9月以降はカンパで支援をいただいたこと、、、

あげたら理由は沢山あります。。

その諸々の結果で渋っています。

(中略)

 Twitter、Facebook、Instagram、ブログ全てを使って旅の近況報告はしていくので、それを見ていただけらいいなと思っているからです

支援者限定のを書いたとしても内容は他のメディアで発信していることと同じなので、それが本当に必要なことなのかが僕にはわからなくなりました…。

彼が言うには、9月以降は「月1の近況報告と手渡しのレポート」をリターンとせず、カンパとして募ったそうです。

でも、彼のブログにはまだ支援を募る記事も、リターンについての記事も残っているので、それを読んで支援した人もいるはず。

全てが言い訳でしかない。

そして、「Twitterなどで発信しているから支援者だけ特別に発信する意味が分からない。」

とのこと。

もうお金が集まった彼にとって、支援者はもはやどうでもいいんですよね。

 

 

2018年3月30日、彼は世界一周の旅に出た。

20人弱の人に見送りをしてもらってたんですけど、その中に支援者はいますか?

 

彼を支援した600人の支援者のみなさん、近況報告が送られてこないことに何も感じませんか?

 

 

「信用経済」なんて言葉が声高に叫ばれている今、これが将来を担う高校生の現実です。

大きな夢だけを語って、気軽に払える額の支援を募り、金だけをもらって都合の悪いことは、無視したり言い訳をする。

 

高校生だからいいや、

1000円だからいいや、

面白そうだからいいや、

 

あなたの無責任な応援が彼を高慢にし、指摘する僕のことを「アンチ」や「成功している人への嫉妬」と思うようになるんです。

 

彼はもう僕ひとりの説得ではどうにもなりません。

少しでもこれを読んでなにかを考えてくれる人が増えますように。そう願っています。

 

↓続きです。

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「◆」と最後の段落は、【前編】事実にはオチも救いもないけれど、これが地方移住で受けた性被害と現実です。|さとうひより|noteへのオマージュです。