せつたび

世界一周してきたぼくのブログ。なんでも書きます。

【連載】私の深夜特急第0便:出発前夜

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「世界一周したことを何かの形に残そう」と思ったのは、何回目だろうか。

最初に思ったのは、世界一周準備期間。「世界一周ブログ村」のランキングを毎日見て、「絶対に毎日更新して、このランキングに載るような人気ブロガーになろう」と思ったのも束の間。3日坊主にもならないまま更新をやめてしまったのを覚えている。

次はフランスにいた時。「ドリームハウス」という居心地の良すぎるお気に入りの宿に沈没してしまったので、毎日管理人さんと談笑しながらブログを更新していたのだが、また旅を再開するタイミングで中断してしまった。

私が考えるに、原因はただ1つ。「長くなりすぎる」ということ。当時は1日の出来事を時系列に並べて記事にしていたのだが、とにかく長いので1記事5000文字以上、5時間ぐらいかけて書くのが常だった。そんなこと旅をしながら書ける訳がない。という具合だった。

帰国してからは「1日の日記を書いても読者は楽しくない」と、読者を意識するというアドバイスをいただき「それもそうだな」と考えた結果、どんどん書けなくなっていってしまっている自分がいた。

そして今回、帰国して1年以上が経ってから沢木耕太郎さんの「深夜特急」を読んで、また書き残したい欲が出てきたため今こうして文章を書いている。

今回はいつまで続くのか分からないが、初めから諦めていてはどうしようもないので最後まで書き続ける。と宣言しておこうと思う。

 

「じゃあもうそろそろ行こうかな。」

関西国際空港から早朝に台湾へ飛ぶ飛行機を予約していた私は、前泊するためにお昼過ぎに三重県にある実家を出た。

私はまだ、これから始まる世界一周の旅の実感が湧いていなかったので、「ちょっとコンビニ行ってくるね」ぐらいの軽い気持ちで家を出るつもりだったが、待つ側の家族からすると「もしかしたらもう会えないかもしれない」という勢いで、記念撮影をしたり、餞別をくれたりしていた。中でも、母方の祖母は「お金がなくなったら連絡しなさいね。いくらでも振り込んであげるから。」ととても心強い言葉で私を送り出してくれた。

高速バスに乗って、夕方には大阪に着き、大阪に行ったら必ず訪れることにしているたこ焼き屋「やまちゃん」のごま油塩味を食べて日本最後の宿としてカラオケに入った。

 

翌朝6時にカラオケを出て関西国際空港へ向かった。3年前に高校の同級生達12人と沖縄に行くために使った以来のこの空港、しかも以前と同じpeachに乗って今度は1人で台湾に行くのだ。出発3時間前には空港に着いて、荷物もちゃんと預けることが出来た。「プライオリティパス」が使えるラウンジはpeachが使っているターミナルにはないらしくがっかりしたが、それ以外に不自由なことはなく、スムーズに飛行機にも乗れた。

「シートベルトを腰の低い位置でお締めください。」

2015年7月13日8時40分。

私の世界一周の旅はここから始まった。